ドル円は143円に急落、対中関税は合計145%【2025年4月11日】
2025年4月11日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 対中関税は合計145%、中国に的を絞った貿易戦争
- 日米株式相場は下落、上昇が続かずセンチメントが悪化
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は144円を明確に割り込み、支持線を突破。円高基調が強まっている。全世界向けの関税は延期されたものの、対中関税はエスカレートしており、リスクオフの流れが改めて意識されている。
転換線・基準線が上値を抑えており、円高基調が今後も続きそうだ。ADXでは-DIの数値が27となっており、下落トレンドが強まる可能性もある。

デイトレード戦略(1時間足)
1時間足を見ると200移動平均線で反落しており、わずか2日間で148円台から143円台へと下落している。ボラティリティが非常に大きい相場だが、方向としては円高。調整の反発を狙って戻り売りを仕掛けたい。
基準線が推移する145.30円近くで戻り売り、140円近くで決済とする。145.65円を上回ればストップとする。

サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
139.50円・・過去の安値
市場センチメント
USDJPY 売り:28% 買い:72%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
英国内総生産 | 15:00 |
ドイツ消費者物価指数 | 15:00 |
米生産者物価指数 | 21:30 |
米ミシガン大学期待インフレ率 | 23:00 |

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。