米政権が自動車関税に救済策、米ドル安基調は継続【2025年4月15日】
2025年4月15日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米政権は自動車関税に一定の猶予を設ける救済策検討
- 米ドル安基調は継続、ドル円は円高基調
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は一時142円台で推移もやや反発。15日朝の時点では143.50円付近で推移している。ADXが上昇しており、下落の動きが強くなっている。61.8%が意識されており、今後、100%に該当する139.50円を目指して緩やかに下落するシナリオが考えられる。
移動平均線はパーフェクトオーダーを形成している。米ドル安が進んでおり、米国から資産が流出する状況が続いている。しばらくはドル円相場も円高方向への圧力を受けやすいだろう。

デイトレード戦略(1時間足)
1時間足のドル円チャートを分析する。ドル円は142円台で2回安値をつけており、安値が切り上がっている。高値は切り下がっており、トライアングルを形成。上方向、下方向のどちらかにブレイクアウトする可能性が高い。
1時間足の26MA、52MAを上回っており、90MAまで上昇する可能性もある。日足の全体的な方向としては円高であるため、144.35円付近で戻り売りエントリーをしたい。
デイトレード方針は144.35円で指値売り、143.60円で決済、144.55円でストップとする。

サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
139.50円・・フィボナッチレベル
市場センチメント
USDJPY 売り:30% 買い:70%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
カナダ雇用統計 | 21:30 |
米雇用統計 | 21:30 |

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。