ユーロドルは反落、EUと米国の貿易交渉に進展なし【2025年4月16日】

2025年4月16日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • EUと米国の貿易交渉実施も進展なし、米英貿易協定の締結に市場は期待感
  • ユーロドルは1.15ドルを上回れず、緩やかに調整の下落か

ユーロドルテクニカル分析

ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルは1.147ドルまで上昇したものの、1.15ドルの抵抗帯が強く反落している。EUと米国の貿易交渉も進展がなく、それも一因として下落している。

移動平均線を見ると、26日、52日、90日が上から順番に並んでおり、パーフェクトオーダーを形成。26日移動平均線から乖離が大きくなったため、調整の売りはあると考えられるが、基本的には上昇トレンド継続と考えられる。

転換線や基準線が推移する1.12ドル付近が直近の支持帯か。

【ユーロドル/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

1時間足のユーロドルを分析すると、26移動平均線が52移動平均線を下回りデッドクロスを形成。価格は90移動平均線を割って推移している。しばらくは緩やかな下落をする展開が考えられる。

1時間足にフィボナッチエクスパンションを描画すると、100%に該当するのが1.12ドル付近となる。日足でも転換線・基準線が推移する価格帯であり、1時間足でも意識されると想定される価格帯。かつ、ラウンドナンバーである。

全体の基調としては上昇トレンドなので、押し目買いをしたい。

デイトイレ―ド方針としては1.12ドルに買い指値、1.1165ドルでストップ、1.13ドル付近で決済とする。

【ユーロドル/1時間足】

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

1.12ドル・・1時間足フィボナッチエクスパンション100%

市場センチメント

EURUSD 売り:66% 買い:34%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
中国GDP11:00
英消費者物価指数15:00
EU圏消費者物価指数18:00
米小売売上高21:30
カナダ政策金利発表22:45

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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