ドル円は小反発、日米貿易交渉が始まる【2025年4月18日】
2025年4月18日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 日米貿易交渉で為替は議題にならず、ドル円は小反発
- 日本の消費者物価指数は上昇、不確実性が高いが物価は堅調推移
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円にはハーモニックパターンの1つである「シャーク」パターンが出現している可能性があり、一定の反発に注意が必要だ。フィボナッチエクスパンションを描画すると、161.8%が142.30円に該当し、節目価格として意識されやすい。
日米貿易交渉の1回目では為替相場については議題にならなかった。しかし、貿易交渉が進むにつれて、米国からの輸出を推進したい政権側から、いずれ議題に出る可能性がある。

デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足チャートを分析する。1時間足を見ると、高値切り下がりのトライアングルを形成している。今後、上方向か下方向のどちらかにブレイクアウトする可能性がある。
市場センチメントを見ると、6割以上が買いポジションとなっており、日足でも節目価格に到達していること、イースター休日を控えていることを考慮すると、反発の動きが強まることが予想される。
基本的には戻り売り方針。少し遠いが、145円付近まで戻ることがあれば、売ってみたい。145.35円を上回ればストップ、142円で利益確定とする。戻りが浅ければポジションは保有しない方針。

サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
142.30円・・フィボナッチレベル
市場センチメント
USDJPY 売り:34% 買い:66%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
日本消費者物価指数 | 8:30 |

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。