GWで市場は閑散、ドル円は小動き【2025年4月30日】
2025年4月30日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- トランプ大統領は自動車関税の負担軽減措置の大統領令に署名
- 今週は日米交渉の2回目が実施される予定
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は142.42円付近で推移している。安値圏では包み足が出現しており、通常であれば、相場の転換を示唆するサインとみなす。ただし、ドルインデックスが下落しており、ドル売り相場となっている中、本格的な転換と判断するには時間が掛かりそうだ。
反落しているポイントはボリンジャーバンドの中央線。144円~144.50円付近は強い抵抗線であり、売り圧力が強い。GWは大きな動きがあるかは分からないが、警戒したい。

デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足を分析する。200移動平均線付近で停滞していたが、やや反発の動きが散見される。ピボットポイントは142.30円付近で推移しており、執筆時点では反発傾向がみられる。
GWなので東京市場ではそこまで大きな動きは予想されない。R1に該当する142.65円付近が目安の抵抗線となりそうだ。
本日はレンジ戦略としたい。142.30円~142.65円を想定し、レンジ下限では買い、レンジ上限では売り方針とする。レンジを明確にブレイクアウトしたら、ストップとする。

サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
142.65円・・ピボットR1
142.30円・・200移動平均線
市場センチメント
USDJPY 売り:41% 買い:59%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
小売業販売額 | 8:50 |
豪消費者物価指数 | 10:30 |
ドイツGDP | 17:00 |
EU圏GDP | 18:00 |
米ADP雇用統計 | 21:15 |
米GDP | 21:30 |
カナダGDP | 21:30 |
米個人消費支出価格指数コア | 23:00 |

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。