ドル円は動けず、トランプ政権は新たな関税発表【2025年5月6日】
2025年5月6日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- トランプ政権は新たな関税を発表、外国製作映画に対し100%の関税
- ドル円は26日移動平均線が支持線、米FOMC待ち
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析すると、26日移動平均線が支持線として機能している。トランプ政権が新たな関税を発表し、市場に動揺が走った。映画関係への関税という聞いたことがない措置であるため、どんな影響があるのかはわからないが、ネガティブに働きそうだ。
RSIは48で推移しており、市場センチメントを見ると、買いポジションと売りポジションが拮抗している。26日移動平均線を割るかどうかが今後の焦点となりそうだ。

デイトレード戦略(1時間足)
1時間足のドル円にはトライアングルが出現している。143.50円が支持線として機能し、高値が切り下がっていることが確認できる(水色)。トライアングルを上方向にブレイクアウトした場合、基本的には高値更新を狙う動きとなりそうだ。
デイトレード方針としては、トレンドラインブレイクアウトで買いエントリー、ストップは143.50円、利益確定は145.80円付近とする。

サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
145.91円・・直近高値
143.50円・・意識されている支持線
市場センチメント
USDJPY 売り:50% 買い:50%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
米貿易収支 | 21:30 |

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。