ユーロドルは上昇基調を維持、直近高値更新【2025年6月3日】
2025年6月3日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米国は一部中国製品の関税適用停止を延長を発表、期限は8月末
- 米報道官、米中首脳会談の可能性について発言
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルは直近高値を更新し、1.150ドルのラウンドナンバーに接近している。昨日の上昇で、1.14ドル台に突入しており、上昇トレンドが継続している。
4月下旬の高値である1.1570ドル付近を上回るかが焦点となりそうだ。4月下旬は高値圏で包み足が出現し、1.157ドル付近から1.12ドル割れまで下落した。今回もどのような反応を見せるかに注目。
52日・90日移動平均線が意識されており、緩やかな上昇基調が続きやすい相場となっている。

デイトレード戦略(1時間足)
1時間足チャートを見ると、RSIが70を下抜けしている。上昇基調が一服し、短期調整が入りやすい局面となっている。1時間足でも52移動平均線が意識されている。1.1375ドルなど、1.14ドル割れでは押し目買いを狙っていきたい。RSIが50付近になると、押し目買いが強くなる傾向がある。
デイトレード方針は押し目買い。1.1375ドル付近で指値買い、1.15ドルで決済、1.1350ドルを割り込めば、ストップとする。

サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
1.1570ドル・・日足の高値
1.15ドル・・ラウンドナンバー
市場センチメント
EURUSD 売り:70% 買い:30%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 予定時刻 |
日銀植田総裁講演 | 16:50 |
ユーロ・消費者物価指数(CPI) | 18:00 |
米・JOLTS求人件数 | 23:00 |

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。