米ADP雇用統計は大幅悪化、ドル円は急落【2025年6月5日】

2025年6月5日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

昨日に発表された米ADP雇用統計は予想以上に悪化した数値だった。雇用者数は予想の1/3程度である3.7万人となり、前回よりも2.5万人の減少となっている。リスクオフのドル売りの動きが急激に強まり、144円台から142円台半ばまで急落した。

結果的には52日移動平均線で反落する形状となっており、フィボナッチ23.6％と38.2％のレンジ相場となっている。引き続き23.6％の支持線が意識されやすいだろう。142.50円と144円のレンジをどちらに上抜けするかに注目したい。

ADP雇用統計の結果を受けて急落したドル円だが、一時的に反発している。移動平均線が平行になっているため、143円半ば付近までは上昇する可能性がある。ただ、全体的にはリスクオフムードがあり、積極的なドル高相場とはなりにくそうだ。

移動平均線付近の戻り高値を狙うトレード戦略としたい。

デイトレード方針は、143.30円に売り指値、142.50円で決済指値、143.55でストップロストする。

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

143.30円・・1時間足の主要移動平均線

142.50円・・フィボナッチレベル

USDJPY　売り：28％　買い：72％