本日は米雇用統計、ドル円の急展開に注意【2025年6月6日】
2025年6月6日
Markets Analysis
目次
本日は米雇用統計、ドル円の急展開に注意
デイリーマーケットレポート【2025年6月6日】
ファンダメンタル分析
- 米雇用統計がNY時間に公表予定、予想は12.7万人の増加
- ドル円は142.20円付近が堅い支持線、上値には雲
ドル円テクニカル分析
ドル円は高値切り下がり型のトライアングルが出現しており、収束に向かっている。ブレイクアウトのきっかけとなるのは、本日、日本時間の午後9:30分に予定されている米雇用時計だろう。
フラクタルを表示すると、141円台後半~142.20円付近にかけて、6回以上出現している。つまり、この価格帯で6回以上も価格が反転したということ。非常に強い支持体であることが理解できる。
米雇用統計が悪化すれば、142円を割り込む可能性が十分に考えられる。買いポジションが多いため、142円を割り込み、141円前半まで下落すると、ストップロスを巻き込んで急落する可能性がある。警戒したい。

デイトレード戦略(1時間足)
1時間足を分析すると、米ADP雇用統計の発表後に下落した値幅のショートカバーが入っている。本日の米雇用統計を控えて、発表までは積極的なポジションはとれないだろう。ポジション調整の動きとみる。
米雇用統計が悪ければ売り、予想以上に良ければ144円を突破する可能性がある。144.50円を上回れば、大きな買いが入る可能性があり、売りポジションのストップを巻き込む可能性がある。
本日は米雇用統計があるため、ポジションは建てず様子見したい。相場の値動きをみて、来週以降の戦略を練るのがよさそうだ。

サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
144.50円・・意識されている高値
142.50円・・過去に6回反転している価格帯
市場センチメント
USDJPY 売り:41% 買い:59%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 予定時刻 |
ユーロ・国内総生産(GDP) | 18:00 |
カナダ・失業率 | 21:30 |
米・雇用統計 | 21:30 |