米政権は主要国へ書簡送付か、関税政策の不透明感【2025年7月7日】
2025年7月7日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 7月9日の関税上乗せ延長期限が迫る
- ベッセント財務長官は延長も示唆
- 相場は不透明感が強く、方向感がない
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円のレンジ幅が非常に狭くなっており、事実上、方向感が全くないといっていいだろう。雲の中で推移しており、取引量があまりない。夏枯れ相場の可能性もあるが、要因としてはトランプ政権の関税政策の不透明感が強くなっていることが挙げられる。
現在、144.50円付近で推移しており、52日移動平均線を中心としたレンジ相場となっている。
7月9日までに各国への関税率を書簡で送付すると米政権は発表しており、主要国への結果が出るまで相場の方向感は出にくいだろう。当分、142円と145円のレンジを継続すると考える。
【ドル円/日足】
デイトレード戦略(1時間足)
1時間足を分析すると、米雇用統計の結果で急騰したドル円の調整が終わり、52移動平均線でやや反発していることが確認できる。押し目買いが強く、トランプ関税の行方を待っている状況だろうか。
本気で関税を賦課しようとしているのか、交渉材料に過ぎないのか、判断するのが難しい。
いつ日本や主要国への関税率が発表されるか分からないため、ポジションを長期で保有するのは避けたい。
短期買いでスキャルピング方針がいいだろう。
【ドル円/1時間足】
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
144.25円・・基準線
市場センチメント
USDJPY 売り:34% 買い:66%
本日の重要経済指標
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