ユーロドルは1.17ドル付近、一時的な調整局面【2025年7月11日】
2025年7月11日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米サンフランシスコ連銀総裁は利下げに言及
- 米失業保険申請件数は予想を下回る
- 米FRB議事録では大半の理事が早期利下げに否定的
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルは1.17ドル付近で推移している。先週までは連日高値更新をしていたユーロドルだが、上昇の動きが一服し、調整の動きが続いている。昨夜は米サンフランシスコ連銀総裁が利下げに言及し、1.16ドル前半から反発。下ヒゲが形成された。フィボナッチ161.8%を意識する動きであり、161.8%に該当する1.1682ドルを維持できるかが焦点となる。
ややアリゲーターの口が閉じかけており、トレンドの収束を示唆する。一時的な調整の動きなのかを見極めたいところ。関税措置は事実上延期になったため、ややドル買いが強まると予想する。
デイトレード戦略(1時間足)
1時間足を分析すると、1.1662ドルまで下落したユーロドルだったが急反発している。米新規失業保険申請件数が予想を下回り、米FRBによる金利引き下げ観測が後退した。全体でみると、レンジ相場に戻っている。
デイトレードでは、1.1750ドル付近になったら売りエントリーをしたい。レンジ相場を意識し、1.17ドルで決済、1.18ドルまで上昇したらストップロスとする。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
1.17ドル・・ラウンドナンバー
1.1682ドル・・フィボナッチレベル
市場センチメント
EURUSD 売り:61% 買い:39%
本日の重要経済指標
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