ドル円は147円後半に上昇、参議院選挙予想が影響か

2025年7月15日

Markets Analysis

ドル円の環境認識(スイングトレード戦略)

ドル円の環境認識を始めよう。全体で考えると、アリゲータが口を大きく開いて、上へ向っている。上昇の勢いが強くなっていることを示唆し、トレンドが発生している可能性がある。

以前は145.75円付近が強力な抵抗線として機能しており、反落を示唆する▲が出現していたが、今回は反転を示唆する▼が出現しており、支持帯に変化したことが分かる。ただし、レンジ相場を明確にブレイクしたとは断言できず、148円を上抜けできるかが焦点となりそうだ。

【ドル円/日足】

ドル円のデイトレード戦略

1時間足を分析し、本日のデイトレード戦略を考えてみよう。

上昇チャネルを1時間足に描画すると、現在は、下限ラインに接近していることが確認できる。円安の要因としては、今週末に開催される日本の参議院選挙が挙げられる。財政拡大を訴える野党が優勢と報道されており、長期国債が大きく売られている。

長期国債が売られているということは、日本の将来性に市場が疑問を持っており、円の価値が下がりやすくなる=円安圧力となる。148円を目前として、やや上昇の勢いは落ちてきているが、基本的には上昇目線だろう。

デイトレード方針

・押し目買い

・147.58円で買い指値

・148円付近で決済指値

・147.45円割れでストップロス

【ドル円/1時間足】

ドル円のピボットポイント

R3147.81
R2147.76
R1147.72
Pivot147.67
S1147.63
S2147.58
S3147.54

これだけは覚えたい!重要ファンダメンタル

  • 財政拡大の野党優勢報道で、日本長期国債が売られる
  • 財政悪化懸念による円安か、参議院選挙結果に市場は注目

本日の重要経済指標

経済指標やイベント予定時刻
米CPI21:30
米NY連銀製造業景気指数21:30
カナダCPI21:30
英中銀ベイリー総裁講演翌5:00

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