Fundamental Analysis

  • FRB議長と日銀総裁はいずれもインフレ懸念を強調し、金融引き締め姿勢を示した。特に日銀は景気より物価を優先する姿勢が意識され、ドル円は会見後に下落し159円前半で推移。テクニカル的には10日移動平均線が支持線として機能するが、割り込めば157円付近までの下落余地もある。一方でエネルギー高を背景に中長期では円安基調が継続すると見られる。

FRBも日銀もタカ派会見

未明にはFRB議長の記者会見、午後からは日銀総裁の記者会見が開催された。FRB議長も日銀総裁も中東情勢および原油高によるインフレをかなり気にしていた。また、どちらもタカ派つまり金利引き締め方向に傾いているようだ。

植田日銀総裁は「景気下押しでも基調物価が上昇すれば利上げ方針を維持」という姿勢を示唆。景気よりもインフレ抑制を優先する方針だ。市場はタカ派と捉えるのではないだろうかと予想する。

会見後、ドル円は円高になっている。159円前半で推移。10日移動平均線が支持線として機能している。回帰直線に沿って推移しており、もみ合いが続いている。160円の壁は厚く、今日の日銀会見で円安をけん制できたと思う。

10日移動平均線を割り込めば、一度157円付近までは下落しそうだ。エネルギー高が続く限り、大局での円安は継続する。引き付けて押し目買いをしたい。

【ドル円/日足】

会見後にドル円は下落

日銀会見後にドル円は159円後半から前半まで下落している。会見が総じてタカ派となり、景気よりもインフレを重視しながらの金融政策という姿勢があったことが影響している。

ドル円は1時間足の90移動平均線を割り込んでいる。

フィボナッチリトレースメントを考慮すると、158円、157円が意識される価格帯だ。本日のNY時間の動きに注意したい。