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今すぐわかる!ロンドンと東京の時差を徹底解説
目次
標準時と経度の関係
時差の概念を理解するには、まず「標準時」と「経度」の関係を知る必要があります。各国や地域では、その領土を通る一定の経線を基準として標準時が決められています。この基準となる経線を「標準時子午線」と呼びます。
日本の標準時子午線は、東経135度の経線です。この経線は兵庫県の明石市を通っています。一方、イギリスを含む多くの国で採用されている標準時は「グリニッジ標準時」(GMT)で、基準となる経線は本初子午線(経度0度)です。
経度の差が時差を生む
地球は西から東へ自転しているため、東に行くほど日の出や日の入りが遅くなります。つまり、経度が異なれば、その差に応じて時間がずれることになります。
一般的に、経度の差が15度あれば、時差は1時間生じます。日本の標準時子午線(東経135度)とグリニッジ標準時の本初子午線(経度0度)の差は135度あるため、日本とイギリスの標準時の差、つまり時差は9時間となるのです。
ロンドンと東京の標準時の時差は9時間
前述のとおり、日本の標準時はイギリスのグリニッジ標準時よりも9時間進んでいます。具体的には、以下のようになります。
- ロンドンが午前6時の場合、東京は午後3時
- ロンドンが正午の場合、東京は夜9時
- ロンドンが夜8時の場合、東京は翌朝5時
このように、ロンドンの時刻から9時間を加えると、東京の現在時刻がわかります。
東京時間からロンドン時間の求め方
ロンドン時間から東京時間を求める際はそのまま時差分を加えるだけで問題ありませんが、東京時間からロンドン時間を計算する際は、場合によって以下の方法で求める必要があります。
- 1. まず東京の時刻から9時間(サマータイム期間中は8時間)を引きます
- 2. 結果が負の値になった場合は、24を加えます
例えば、東京が午前8時の場合: 8 – 9 + 24 = 23 つまり、ロンドンは前日の深夜11時です
イギリスのサマータイム制度
しかし、イギリスにはサマータイム(夏時間)という制度があり、一定期間は標準時から1時間進めた時間が使われます。このため、サマータイム期間中の日本とイギリスの時差は8時間になります。
- ロンドンが午前7時の場合、東京は午後3時
- ロンドンが正午の場合、東京は夜8時
- ロンドンが夜9時の場合、東京は翌朝5時
サマータイム期間外は9時間の時差、期間中は8時間の時差と覚えておけば、ロンドンと東京の現在時刻を簡単に割り出せます。
サマータイムの導入目的
イギリスはかなり高緯度に位置するため、夏と冬では日照時間に大きな違いがあります。夏は日が長く、冬は日が短くなるのです。
サマータイムは、こうした日照時間の季節変動に合わせて時計の針を進めたり遅らせたりする制度です。夏場は1時間早めることで、朝早くから活動でき、日没までの明るい時間を有効活用できるようになります。
イギリスのサマータイム期間
イギリスでは、通常3月の最終日曜日からサマータイムが始まり、10月の最終日曜日に終了します。具体的な開始と終了日は年ごとに異なりますが、およそ下記の期間がサマータイム期間となります。
- 2023年: 3月26日 ~ 10月29日
- 2024年: 3月31日 ~ 10月27日
- 2025年: 3月30日 ~ 10月26日
サマータイム切り替え時の時間の動き
サマータイム開始時には、その年の3月の最終日曜日の午前1時から午前2時へと、時計を1時間進めます。
一方、サマータイム終了時には、10月の最終日曜日の午前2時から午前1時へと、時計を1時間戻します。
長距離フライトと時差
ロンドンと東京の間の距離は遠く、飛行機での移動に10時間以上かかります。しかし、時差のおかげで出発時間と到着時間の差は意外と小さくなります。
例えば、東京から飛行機でロンドンに向かう場合、時差9時間分を失うことになります。つまり、10時間のフライトでも、到着時間は出発時間から実質的には19時間後になるのです。
逆に、ロンドンから東京に向かう場合は、時差9時間分を得ることになります。10時間のフライトでも、到着時間は出発から19時間後ではなく、実質10時間後となります。
このように、長距離フライトでは時差の影響を受けるため、出発地と到着地の時刻の違いは、フライト時間よりも小さくなる傾向にあります。
時差に備えるための対策方法
長距離フライトや時差の大きい地域への渡航時には、時差ボケ対策が必要不可欠です。特に、東京からロンドンへ向かう場合は、到着時に体内時計がまだ東京時間のままであるため、時差ボケが起こりやすくなります。
以下は、時差ボケ対策のためのヒントです。
- フライト中は現地時間に合わせて行動する
- 到着後は日中こそ眠気に負けずに起きていて、夜は睡眠を十分にとる
- 日光に当たることで体内時計のリセットを図る
- 旅行前から睡眠リズムを変更し、徐々に時差に備える
- 機内食を控えめにして、到着後すぐに現地の食事が取れるようにする
時差への対策さえしっかりしておけば、ストレスなく渡航先で快適に過ごせるはずです。
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