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初心者でもわかる!ナンピンマーチンとマーチンゲールの基本と注意点
目次
FX取引でよく使われる戦略の一つに「マーチンゲール法」と「ナンピンマーチン法」があります。
どちらの手法も投資を増やすための手段ですが、その方法やリスクに違いがあります。
この記事では、マーチンゲール法とナンピンマーチン法について解説します。
マーチンゲール法は、賭博においても用いられる戦略の一つです。
簡単に言うと、負けたときに次の取引で前回の損失を取り戻すように賭け金を倍増させていく方法です。
FXの場合、負けたときに次の取引で賭ける額を増やしていくことで、一度勝ったときに前回の損失を取り戻すことを目指す戦略となります。
マーチンゲール法のメリット
マーチンゲール法の最大のメリットは、勝利が確定するまで取引を続けられることです。
例えば、100ドルを賭けて負けた場合、次の取引で200ドルを賭け、それでも負けた場合は400ドル、800ドルと賭け金を倍増させていきます。
いつか必ず勝利することになりますが、そのときにはすべての損失が回収されることになります。
マーチンゲール法のデメリット
マーチンゲール法の最大のデメリットは、取引の回数を重ねるほどリスクが高まっていくことです。
取引回数が多くなるにつれ、賭け金の増加によるリスクも大きくなっていきます。
そのため、初期の取引で損失が大きくなると、後の取引において取り返すことができなくなる可能性があります。
また、市場が予想外の方向に動いた場合、一度に大きな損失を被ることになります。
そのため、マーチンゲール法を用いた取引は、リスクマネジメントをしっかりと行うことが重要です。
ナンピンマーチンとは?
ナンピンマーチンとは、マーチンゲール法の一種で、負けた場合に取引額を増やすだけでなく、さらに追加の注文を出すことを指します。
通常、ナンピンマーチンは相場が逆方向に動いている場合に使用され、逆張りの手法の一つです。
例えば、あなたがEUR/USDの買いポジションを持っていて、相場が下落している場合、ナンピンマーチン戦略を使用すると、相場が下落するたびに新しい買い注文を出し、取引額を増やすことができます。
この戦略を使用する場合、十分な資金が必要であることに注意してください。
なぜなら、相場が逆方向に動いた場合、損失が累積していくため、資金を使い果たす可能性があるからです。
ナンピンマーチンのメリット
ナンピンマーチンのメリットは、相場が予想外の方向に動いた場合でも、追加のポジションを取ることで、損失を回収することができる可能性がある点です。
つまり、一度の取引で損失を出しても、その後の追加の取引で利益を出すことができる可能性があるということです。
また、ナンピンマーチンの手法は、相場がトレンドに従って動いている場合には非常に効果的です。
なぜなら、トレンドが続いている場合には、損失を出した最初のポジションが利益を出す可能性が高くなるからです。
さらに、ナンピンマーチンの手法は、小額の取引から始めることができるため、初心者にも取り組みやすいというメリットもあります。
ナンピンマーチンのデメリット
ナンピンマーチンにはいくつかのデメリットがあります。
まず、失敗した場合、損失が膨らんでしまう可能性があります。
例えば、価格が一定のポイントまで下落し、トレーダーが複数回追加注文を行い、最終的には大きな損失を出してしまうことがあります。
また、ナンピンマーチンは通常、一度の取引で使用される資金の割合が高くなるため、リスク管理が非常に重要です。
過度のレバレッジをかけたり、十分なマージンを残さなかったりすると、口座がマージンコールを受ける可能性があります。
さらに、ナンピンマーチンは、市場が方向を変えた場合に損失を出すことがあります。
これは、マーチンゲール法と同様ですが、ナンピンマーチンは、大きな損失を被る可能性が高いため、注意が必要です。
ナンピンマーチンは、短期的なトレードに適しているとされており、トレーダーにとってはリスク管理能力が求められます。
十分に検討して慎重に行う必要があるため、初心者トレーダーにはおすすめできません。
この手法を用いる場合は、リスクマネジメントを徹底し、資金管理にも注意することが大切です。