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【2024年最新版】プロップファームの仕組みから報酬システムまで詳しく紹介

【2024年最新版】プロップファームの仕組みから報酬システムまで詳しく紹介

金融豆知識ーCFDとはー

プロップファームとは

プロップファーム(Proprietary Trading Firm)とは、外部から資金を集めることなく、自社の資金のみを使ってFXなどの金融商品取引を行う専門的な投資会社のことを指します。つまり、個人投資家から運用資金を預かるヘッジファンドとは異なり、会社の内部資金だけで運用を行うのがプロップファームの特徴です。

プロップファーム内で実際にトレードを行うのは、「プロップトレーダー」と呼ばれる個人トレーダーたちです。プロップトレーダーは、自己資金を投じるのではなく、会社の資金を利用してトレードを行います。そして、トレード収益の一部を成果報酬として受け取ることができるのです。

プロップファームが注目される理由

プロップファームは、もともと欧米で発展したビジネスモデルです。2008年のリーマンショック後、金融機関は経費削減やリスク回避を目的に、ディーリング部門の縮小や解雇を進めました。そこで、銀行などに所属していたトレーダーの中には、プロップファームに移籍する者も現れました。

プロップファームでは個人資金を投じる必要がないため、リスクを抑えつつ大口の運用が可能です。また、ヘッジファンドのように顧客から資金を集める必要もありません。そのため、運用コストを抑えられるメリットもあります。こうした点から、プロップファームは金融危機後に注目を浴びるようになりました。

プロップファームの仕組み

運用資金と報酬システム

プロップファームでは、会社側が運用資金を用意します。プロップトレーダーはこの資金を使って取引を行い、収益が出れば会社と成果報酬を分け合うことになります。

一般的に、プロップファームでは完全歩合制の報酬システムが採用されています。つまり、トレーダーの報酬は運用益に応じて変動するのです。例えば、運用益3,000万円に対して報酬率が30%のプロップファームであれば、トレーダーには900万円の報酬が支払われます。

一方、損失が出た場合はプロップファーム側が全額を負担します。つまり、個人トレーダーにはリスクが及ばない仕組みになっているのです。

プロップファームへの参加は個人契約が現実的

プロップファームへの参加方法は主に金融機関の投資部門に配属されるか、プロップファームと個人契約を結ぶかのどちらかに絞られます。

一部の銀行や証券会社には、プロップファームの部門が設置されており、そこで働けば会社の資金を運用するプロップトレーダーとして活躍できます。

ただし、金融機関への就職自体ハードルが高く、また、入社しても投資部門に配属されるとは限りません。未経験者にとっては現実的な選択肢とは言えないでしょう。

一方で、一部のFX業者やプロップファーム専門会社では、参加費を支払えば個人とプロップトレーダー契約を結べるサービスを提供しています。

この場合、参加費の支払いを含めた一定の条件をクリアすれば、会社の資金を運用できるようになります。

プロップトレーダーの選考とルール

プロップファームでは、会社の資金を預けても問題ないかを測るため、運用を任せるトレーダーを厳選しています。そのため、多くのプロップファームでは、以下のような選考プロセスを設けています。

  • 研修の受講とデモ取引での実績評価
  • 一定期間の模擬取引でのパフォーマンス評価
  • トレード手法や資金管理の審査

選考に合格したトレーダーでも、会社の定めたルールに従う必要があります。例えば、以下のようなルールが設けられることがあります。

  • 最大損失率の制限
  • 許可されている取引手法の制限
  • 特定の経済指標発表時の取引禁止

ルール違反があれば、一時的な取引停止や契約解除の可能性もあります。

プロップファームのメリット

プロップファームには、個人でのトレードとは異なるメリットがあります。主なメリットは以下の通りです。

1. 大口の資金運用が可能

プロップファームでは会社の資金を利用できるため、個人が用意できる以上の大きな資金を運用することができます。大口の資金を動かせば、それだけ大きな利益を狙えるというメリットがあります。

また、大口の資金があれば高いレバレッジを使わずとも十分な取引量を確保できます。つまり、レバレッジに伴うリスクを抑えつつ、十分な利益を狙えるのです。

2. 損失リスクがない

プロップファームのトレードで損失が出た場合、その全額を会社側が負担します。したがって、個人トレーダーが自己資金を失うリスクはありません。さらに、多くのプロップファームでは資金管理のルールも設けられているため、大きな損失を被るリスクも低くなります。

3. 他のトレーダーと情報交換できる

プロップファームに所属していれば、他のプロップトレーダーと情報交換できるメリットがあります。特に未経験者は、ベテランから貴重なアドバイスを受けられるでしょう。また、メンタル面でのサポートを受けやすいのも大きな強みです。

4. 報酬が高額になる可能性

プロップファームでは、個人で運用するよりもはるかに大きな資金を運用できます。そのため、トレードで大きな収益を上げれば、高額の報酬を得られる可能性があります。中には、月収が一般サラリーマンの年収を上回るケースもあるのです。

プロップファームのデメリット

一方で、プロップファームにはデメリットもあります。主なデメリットは以下の通りです。

1. 無収入になるリスク

プロップファームでは完全歩合制の報酬システムが一般的です。つまり、トレード収益が出なければ報酬ももらえません。さらに、最低限の成績を残せなければ、契約解除される可能性もあります。

2. 厳しい評価とルール

プロップファームでは、会社の資金を預けられるだけの実力が必要とされます。そのため、デモトレードでの実績評価や研修の受講を求められることがあります。また、選考に通っても会社のルールに従わなければなりません。ルール違反は契約解除の理由にもなり得ます。

3. 自由度の低さ

プロップファームでは、会社の定めた取引ルールに従う必要があります。そのため、完全に自由な取引ができるわけではありません。例えば、特定の経済指標発表時の取引が禁止されていたり、許可されている取引手法に制限があったりする可能性があります。

4. 日本での選択肢が限られる

日本国内では、プロップファームを展開している業者が限られています。そのため、自分に合ったプロップファームを見つけにくい側面もあります。

【個人契約向け】プロップファームの選び方

1. 会社の信頼性と評判

まずは運営会社の信頼性と評判を確認しましょう。信頼性の低い会社を選んでしまうと、トレードで収益を上げても出金できない可能性があります。運営期間が長く、金融ライセンスを保有している会社を選ぶのが無難でしょう。

2. 運用資金と報酬の条件

次に、運用資金の規模と報酬率を比較します。運用資金が大きければ大きいほど、大口の取引が可能になります。また、報酬率が高ければ高いほど、手元に残る金額が多くなります。

一部のプロップファームでは、ステータスの昇格制度があり、一定の条件を満たせば運用資金や報酬率がアップする仕組みもあります。

3. 取引環境の適合度

自分の得意な取引スタイルや、普段取引している銘柄が投資対象に含まれているかどうかも重要です。また、最大損失率のルールが自分のトレード手法に合っているかも確認が必要です。

使い慣れたトレードツールに対応しているかなども、取引環境を判断する上で重要なポイントになります。

4. サポート体制

サポート体制が手厚いプロップファームを選ぶと、初心者でも安心して取引を始められます。日本語でのサポートが受けられるか、オンライン講座の有無、情報交換の場があるかなども重要なチェックポイントです。