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国際認定テクニカルアナリスト、シュウ・フジヤス・ジュニア氏に独占インタビューしました!Vol. 6

作成日:2024年7月2日更新日:2024年7月3日
国際認定テクニカルアナリスト、シュウ・フジヤス・ジュニア氏に独占インタビューしました!Vol. 6

国際認定テクニカルアナリストに独占インタビュー

2023年の春、ミルトンマーケッツのマーケット分析の舵を取ったシュウ・フジヤス・ジュニア氏。彼の独創的な視点は、国際認定アナリストとしての彼の旅の始まりから、日々の分析に至るまで、数多くのトレーダーにとっての羅針盤となっています。

Q1. 次期アメリカ大統領選挙の主要候補者が提案している経済政策の違いがドルの価値にどのような影響を及ぼすとお考えですか?

バイデン大統領は半導体関連企業への政府支援を継続する考えであり、富裕層に対する増税を主張しています。増税はインフレ率を抑制し、景気抑制効果があるため、FRBによる政策金利の引き下げにつながり、ドル安となると予想されます。

一方、トランプ前大統領は減税政策と排ガス規制の撤廃を主張しており、減税政策はインフレを加速させる可能性があります。インフレ率が再び上昇すれば、米FRBは高金利政策を継続する選択をし、ドル需要が高まり、ドル高となると予想されます。

Q2. 選挙期間中の不確実性が市場ボラティリティにどのように影響するか具体的に教えてください。

2016年の選挙の際、トランプ大統領の当選が決定すると、ドル安を予想していたトレーダーが多かった中、一気にドル高になり、ドル円は6週間にわたって上昇し続けました。選挙期間中はほぼ一貫して円高方向へと動いていました。

米大統領選挙期間中は様々な報道が流れ、為替相場も乱高下します。選挙が近くなると、世論調査の結果によっても動きやすくなるため、突発的な報道に注意が必要です。

Q3. 突発的な市場の変化にどのように迅速に対応するか、その具体的な方法を共有してください。

いつ突発的な為替レートの急変動が発生するかは予想できないため、エントリーするときにストップロス価格を必ず設定することが重要です。再度トレードができる資金が口座に残るように、リスク許容度を決めて設定し、「トレードでは負け方」を学ぶことが必要です。

Q4. ミルトンマーケッツではPAMMリーダーボードと呼ばれる、個人投資家がプロトレーダーの運用するポートフォリオに参加できるサービスを開始しました。今後はプロトレーダーとしての活躍を目指すトレーダーも増えてくるかと思いますが、投資家の資金を運用するにあたりどのようなスキルが重要ですか?

他人の資金を運用するにあたり、最も重要なのは「資金管理」であり、資金管理のルールを厳格に決めて運用することが何よりも重要です。

例えば、「リスクは2%」というルールを設定し、資金を守りながら運用していく姿勢が求められます。

Q5. 20年以上もの取引経験を通して、長期的な取引成功のためにどのような習慣を身につけておくことが大切だとお考えですか?

長期的な取引成功のために、大きな視点で経済を見る習慣を持つことが大切です。

テクニカル分析も重要ですが、経済がどのように動いていくのかを考えながらニュースを見ることが有益です。

例えば、「円安」がなぜ進行しているのかを考えてみると、日米金利差や長期的な金融緩和政策の影響が見えてきます。経済のニュースに敏感になり、世界情勢を客観的に見ることが重要です。

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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