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FXのロングとショートとは?ポジションの基本と取引方法を徹底解説!

作成日:2024年5月23日更新日:2024年6月7日
FXのロングとショートとは?ポジションの基本と取引方法を徹底解説!

FXにおけるロングとショートとは?

FXトレーダーは、取引する通貨ペアの価格が上昇すると予想した場合に「ロング(買い)」のポジションを取り、反対に価格が下落すると見込んだ場合に「ショート(売り)」のポジションを構築します。

ロングポジション

ロングポジションとは、将来的な為替レートの上昇を期待して通貨ペアを購入し、その建玉を保有することを指します。例えば、米ドル/円でロングポジションを持つ場合、米ドルを買い円を売ることになります。その後米ドルの価値が上がれば利益が発生し、下がれば損失が生じます。

ショートポジション

これに対してショートポジションは、通貨ペアの価格下落を見込んで売り建てた建玉のことを指します。つまり、米ドル/円でショートすれば、米ドルを売り円を買うことになります。その後米ドル安・円高になれば利益が、米ドル高・円安であれば損失が発生することになります。

ロングは「安値で買って高値で売る」のに対し、ショートは「高値で売って安値で買い戻す」取引スタイルと言えます。

ロングとショートの特徴

ロングポジションの長所と短所

ロングポジションの最大の長所は、取引の仕組みがシンプルで分かりやすいことです。日常生活での「買う」行為と同じなので、FX初心者でも概念を掴みやすくなっています。

一方で、ロングポジションの短所は、相場が上昇トレンドにない場合に損失が発生しやすい点です。また、一部の通貨ペアではスワップポイント(金利差)がマイナスになることもあり、長期保有には向いていません。

ショートポジションの長所と短所

ショートポジションの最大の長所は、上昇相場でしか利益が得られないロングポジションと異なり、下落相場でも利益を狙えることです。様々な市況に対応できるので、ロングとショートを使い分けることで収益チャンスが広がります。

その一方で、ショートポジションの短所は、FX初心者にとってイメージしづらい「先に売って後から買う」仕組みになっている点です。また、ロングと同様にスワップポイントの支払いが長期間に渡って発生する可能性があります。

ロングかショートか?トレードの判断基準

テクニカル分析

FXトレーダーは、ロングかショートかの判断をする際に、主にテクニカル分析の手法を用います。具体的には以下のようなチャート分析が挙げられます。

  • ローソク足チャート:大陽線や大陰線の出現で次の方向性を予測
  • トレンドライン:レジスタンスラインやサポートラインの形状で上昇/下降トレンドを判別
  • 移動平均線:単純移動平均線の向きと位置関係から短期/長期トレンドを読み取る
  • チャートパターン:ダブルボトム、ヘッドアンドショルダーなどのパターンで転換点を見極める

ファンダメンタルズ分析

上記に加え、ファンダメンタルズ分析も重要な判断材料となります。国の経済指標や金融政策、重要人物の発言などを総合的に勘案し、各国通貨の円高/円安を予測します。その上でロングかショートかのポジションを決定していきます。

ロングポジションの取引タイミング

エントリータイミング

ロングポジションのエントリータイミングとしては、以下が一般的です。

  • サポートラインへの反発:下落が一旦止まり、サポートラインで反発した時点
  • 移動平均線の上抜け:チャートが移動平均線を上回ってきた時点
  • 良好な経済指標:国の経済指標が良好で通貨高を予想できる時

利益の確定と損切りのタイミング

利益確定のタイミングは、トレーダー個人の判断に委ねられますが、一般的には以下のようなケースが考えられます。

  • 目標利益に達した時点
  • 重要な経済指標の発表前
  • 一定期間が経過した時点

一方の損切りタイミングとしては、以下が挙げられます。

  • 設定した損切りラインに到達した時点
  • 重大な逆材料が出た時点
  • 一定期間が経過して含み損が大きくなった場合

ショートポジションの取引タイミング

エントリータイミング

ショートポジションを構築するタイミングとしては、以下が代表的です。

  • レジスタンスラインへの反発:上昇が一旦止まり、レジスタンスラインで反発した時点
  • 移動平均線の下抜け:チャートが移動平均線を下回ってきた時点
  • 不況の経済指標:国の経済指標が悪化し通貨安を予想できる時

利益の確定と損切りのタイミング

ショートポジションの利益確定と損切りのタイミングは、基本的にロングポジションと同様の判断基準になります。

  • 目標利益に達した時点
  • 重要な経済指標の発表前
  • 一定期間が経過した時点

損切りタイミングとしては以下が考えられます。

  • 設定した損切りラインに到達した時点
  • 重大な好材料が出た時点
  • 含み損が大きくなり過ぎた場合

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