ミルトンマーケッツ教育チーム
更新 2025年1月
適正ロットとは?損切り幅から逆算して30秒で決められる計算方法
1回の損失は口座の1〜2%・損切り幅からロット数を決める
この記事で作る状態
迷わず発注できる状態を作ります。具体的には「この3つを決めれば、適正ロットが一発で出る」まで落とします。
- •口座残高に対して、1回の損失を何%にするか
- •損切り幅(pips)をいくつにするか
- •その銘柄で、1pip動いたときに損益がいくら変わるか(=1pipの価値)を把握する
ポジションサイジングとは
ポジションサイジングは、結果に一喜一憂せず、安定して取引を続けるための土台です。 同じ手法でも、ロットを適切に設計できると、資金を守りながら経験と成績を積み重ねられます。
注意: この記事は学習目的です。実際の取引では損失が発生する可能性があります。契約サイズは銘柄・口座タイプで異なるため、最終確認はMT4/MT5の仕様をご確認ください。
最重要の計算式(これだけ覚えればOK)
ロット数 = リスク金額 ÷(損切り幅(pips) × 1pipの価値(口座通貨))
- リスク金額:口座残高 × リスク率(例:100万円 × 2% = 2万円)
- 損切り幅:エントリーから損切りまでのpips
- 1pipの価値:その銘柄を1ロット持った時、1pip動くと口座通貨でいくら増減するか
1pipの価値を理解する(ここが抜けると計算が再現できない)
パターンA:口座通貨がJPYで、USD/JPYを取引する場合(最もシンプル)
前提条件:1ロット=100,000通貨(標準)、USDJPYは1pip=0.01円
1pipの価値(1ロット)= 100,000 × 0.01円 = 1,000円
つまりUSD/JPYは「1ロットだと、1pipで1,000円」が基準になります。
パターンB:口座通貨がJPYで、EUR/USDなどUSD建てのペアを取引する場合
まずUSDでpip価値を出してから、USDJPYで円に換算します。
- • EUR/USDの1pipは0.0001
- • 1ロット(100,000)なら 1pip = 10USD
- • 口座が円なら 10USD × USDJPYレート = 円換算
※正確な契約仕様や最小ロットは銘柄・口座タイプで変わるので、最終確認はMT4/MT5の仕様でチェックしてください。
実践的な計算例(USD/JPY)
取引条件
- • 口座残高: 100万円
- • リスク: 2%(2万円)
- • エントリー: 110.00
- • 損切り: 109.50(50pips)
ステップで計算
- リスク金額 = 1,000,000 × 2% = 20,000円
- 損切り幅 = 110.00 − 109.50 = 50pips
- 1pip価値(USDJPY, 1ロット)= 1,000円
- ロット数 = 20,000 ÷(50 × 1,000)= 0.4ロット
結論:0.4ロットにすれば、損切りにかかった時の最大損失は約2万円で固定できます。
発注前30秒チェック(これだけは毎回やる)
- ✓リスク率は 1〜2% に収まっているか
- ✓損切りは「なんとなく」ではなく、根拠のある位置か
- ✓ロットは 損切り幅(pips) から逆算したか
- ✓複数ポジションを持つ場合、合計リスクが膨らんでいないか(合算で2〜4%まで など)
よくある間違い(損するパターンはだいたいこれ)
- • 損切り幅が小さいのにロットを上げて、ノイズで刈られる
- • レバレッジを「使えるから」といってロットを増やす(証拠金と損失は別問題)
- • 口座残高が増減したのに、ロットを固定する
- • "pips"と"ポイント"の取り違えで想定より大きく張ってしまう
まとめ
ポジションサイジングは、上達の近道というより 生き残るための最低条件です。毎回「同じリスク率で、損切り幅から逆算」を徹底すると、成績のブレが一段減ります。
次のステップ
ポジションサイジングをマスターしたら、これらの関連知識も身につけましょう: