ドル円は上昇、米雇用統計で新規雇用者数が大幅増加【2023年6月5日】
2023年6月5日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米雇用統計は新規雇用者数が大幅増加、一方、失業率も増加
- 米雇用統計が良好で株価指数は急騰、ダウ平均株価は2%近い上昇
- 日経平均株価も好調、ドル円に影響し一時140円を上回る
- ゴールドはドル高に押されて反落、ゴールドからリスク資産へ資金が流出
ドル円テクニカル分析
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円のトレード方針は買い。米雇用統計が好調であったこと、デフォルト回避、日経・米株価指数の急騰など、ドル買い要素が円売り要素よりも圧倒的に多い。調整の動きはあるが、押し目を待って買いを仕込みたい相場。
また、市場センチメントも72%が逆張りしていることから、ストップロスを巻き込んだ上昇も考えられる。
移動平均線
1時間足の24移動平均線(1日の移動平均)と240移動平均線(2週間の移動平均)を比較すると、執筆時点でゴールデンクロス直前となっている。エントリータイミングとしてベストは、ゴールデンクロスを確認してからとなる。ただ、チャートの形を考えると、下降チャネルを上抜けしており、堅調な上昇が続いている。また、過去の意識された支持帯で反発していることも確認でき、上昇意欲は強そうだ。
支持帯と抵抗帯
フィボナッチレベルを考慮すると、23.6%を上抜けしており、直近高値まで戻ろうとしている。141円より上値は重い可能性がある。また、140.480円も主要な抵抗帯となるため、注意したい。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
140.550円・・主要支持帯
139.870円・・週足ピボットポイント
市場センチメント
USDJPY 売り:72% 買い:28%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
米ISM製造業指数 | 23:00 |
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。