ユーロドルは横ばい推移も安値切り上がり、独消費者物価指数に注目【2023年6月13日】
2023年6月13日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米主要株価指数は大幅高、利上げ停止観測が上昇を後押し
- 原油は大幅安、世界的な需要減少と供給増加によって下落
- ユーロドルは小幅推移、独消費者物価指数は鈍化予想
- 米FOMCに市場は注目、利上げ停止観測が高まりドル安傾向
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルは横ばい推移になっており、上値も下値も堅い展開が続いている。米利上げ停止観測が高まっており、ドル安傾向が継続している。通貨強弱を分析すると、ドル安ユーロ高となっており、ユーロドルは上昇しやすい地合いと判断できるだろう。
1.080ドル付近はラウンドナンバーである他、重要な節目の抵抗帯でもあるため、注意したい価格帯である。
デイトレード戦略(1時間足)
デイトレード方針は、押し目買い。本日のユーロドルのピボットポイントは1.0760ドル。1時間足チャートに24移動平均線(過去1日の移動平均)を描画すると、方向は徐々に上向きになっており、下値も切り上がっていることが確認できる。
中長期的にはレンジ相場であるが、短期的には買いチャンスを探せそうだ。1.078ドルは過去3回反落した水準であり、1.080ドルには大きな抵抗帯が控えている。
マルチタイムフレーム分析
マルチタイムフレーム分析として4時間足チャートに24移動平均線を描画すると、移動平均線をローソク足が上回っており、移動平均線も上向きとなっている。1時間足も4時間足も下落基調から上昇基調に転換しつつあるといえるだろう。米FOMCまでは落ち着かないが、少なくとも短期的には上目線でトレードしたい。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
1.080ドル・・ラウンドナンバー/主要抵抗帯
1.073ドル・・支持帯
市場センチメント
EURUSD 売り:36% 買い:64%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
英雇用統計 | 15:00 |
独消費者物価指数 | 15:00 |
米消費者物価指数 | 21:30 |
英中央銀行総裁発言 | 23:00 |
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得