ドル円は143円台に突入、世界各国は利上げラッシュ【2023年6月23日】
2023年6月23日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米株価指数は反発、ナスダック市場は1.2%高
- 英政策金利は0.5%の利上げ、政策金利は5.0%に変更
- スイス中央銀行は0.25%の利上げを決定、政策金利は1.75%に変更
- ノルウェーやトルコなども利上げを決定、為替相場は円全面安
- ゴールドはレンジを下抜け、予想どおり一気に1913ドルに
ドル円テクニカル分析
ドル円は重要な節目であった142.25円を明確に上回って上昇した。2022年の相場では142円を超えた後、144.99円まで上昇しており、今回も145円台への突入に警戒が必要である。日足単位では143円台~144円台前半にかけて明確な抵抗帯はない。FRBは年内2回の利上げ、日銀は大規模緩和の継続を公表し、金利差によって、ファンダメンタル的にドル円は買われやすくなっている。
デイトレード方針(1時間足)
デイトレード方針は押し目買い。ボリンジャーバンドのバンドが拡大傾向にあり、急速に上昇したことが理解できる。61.8%を明確に上回り、今後の目標価格は143.60円付近と予想する。一方、RSIを分析すると数値が70に到達しており、週末ということもあって利益確定売りが出る可能性が高い。また、来週は企業の四半期末に該当するため、実需の動きにも警戒が必要だ。
デイトレード方針としては142.35円付近まで十分に引き付けて押し目買いを仕掛けてみたい。142円を割ればストップ、143.15円付近までには利益確定したい。週末はポジションを持ち越さない方針。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
143.60円・・エクスパンションの100%に該当
142.69円・・エクスパンションの61.8%
142.25円・・昨年11月の戻り高値
市場センチメント
USDJPY 売り:74% 買い:26%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
英小売売上高 | 15:00 |
サービス業購買部協会景気指数 | 22:45 |
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得