ゴールドは上昇基調に、米金利のピークアウトを見越す動きか【2023年7月19日】
2023年7月19日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米株価指数は反発、AI関連株に幅広い買い注文
- ゴールドは上昇、米10年債利回りの低下でゴールドに上昇圧力
- 来週の米FOMCでは0.25%の利上げが織り込まれる、8月以降に利上げがあるかに注目
ゴールドテクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。主要直近上昇トレンドにフィボナッチリトレースメントを描画すると、38.2%で反応していることが確認できる。61.8%(1903ドル)で反発し、38.2%(1978ドル)まで回復した。この1978ドルは、過去のレンジ相場の下限に該当するため、一定の利益確定・新規売り注文が入る可能性がある。
市場センチメントを確認すると、78%が売りポジションとなっており、相当程度の売り圧力があることが分かる。ストップロスを巻き込んでブレイクアウトする可能性も否定できない。
デイトレード戦略(1時間足)
デイトレード方針は、押し目買い。1時間足を確認すると、38.2%が支持帯となっている。ボリンジャーバンドの+3σで反落したが、一時的な利益確定の動きと考えられ、再び高値更新する可能性が高いのではないかと考える。
具体的には、ボリンジャーバンドの中央線である1970ドル付近で買ってみたい。ただし、RSIが50を下回っていれば、50を上回るまで待つ方針。中央線を明確に下回り、中央線が抵抗線に転換した場合はストップ。利益確定は中長期で1996ドル、短期で1980ドル付近を想定する。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
1981ドル・・主要抵抗線
1970ドル・・ボリンジャーバンドの中央線
市場センチメント
XAUUSD 売り:78% 買い:22%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
英消費者物価指数 | 15:00 |
EU消費者物価指数 | 18:00 |
米住宅建設許可件数 | 21:30 |
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得