ユーロドルは急落、ドル高基調が急回復でボラティリティ上昇【2023年7月21日】
2023年7月21日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 日本の消費者物価指数は3.3%に拡大、市場予想と一致
- YCC修正観測は後退、植田日銀総裁の発言の影響でドル円上昇
- ユーロドルは1か月ぶりの下落、ドル高が急速に回復
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルは約1ヶ月ぶりの急落となった。今週はずっと下落が継続していたが、昨日の動きは非常に大きくなった。要因としては急速なドル高基調の回復が挙げられる。来週はECB理事会が開催される予定で、ややポジション調整の動きとも取れる。1.11ドルの支持帯に近づいており、反発するかどうかに注目である。
デイトレード戦略(1時間足)
デイトレード方針は、短期押し目買い。1.11ドルは非常に堅い支持帯になると考えられるため、1.11ドルに近づいたら短期を意識して、買ってみたい。RSIが30を再び上回って推移していることも考慮したい。しかし、ドル高になっているため、逆張りとなることには十分注意したい。ストップは1.0975ドル付近。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
1.129ドル・・上昇トレンドライン
1.11ドル・・主要支持帯
市場センチメント
EURUSD 売り:66% 買い:34%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
日消費者物価指数 | 8:30 |
英小売売上高 | 15:00 |
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。