ドル円は150円を目指す?145円の為替介入水準に接近【2023年8月14日】
2023年8月14日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- ドル円の為替介入水準145円台が目前、150円まで主要な抵抗線は少ない
- 米10年債利回りが上昇、ドルインデックスが堅調に上昇中
- 主要為替通貨ではドル全面高、日米金利差もありドル円に上昇圧力
ドル円テクニカル分析
ドル円の4時間足チャートを分析する。まず、上昇トレンドラインが維持されており、上昇トレンドが継続中であることが確認できる。この動きは、ドル買い基調が継続していることを示す。さらに、為替介入水準とされる145円台に突入する可能性が高まっている。
MACDを分析すると、シグナル線をMACDヒストグラムが割り込んでいることから、一時的に反落する可能性が考えられる。さらに、ダイバージェンスも発生している。
ドル買い基調は継続しており、長期的には上目線を維持することが期待できるだろう。短期的な調整があるかもしれないが、中長期的な視点では、ドル円の上昇トレンドは継続すると予測できる。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足チャートを分析すると、移動平均線が短期・中期・長期としてパーフェクトオーダーの位置にある。これは強い上昇トレンドを示す。一方、価格は上昇しているにもかかわらず、RSIの数値が下落しており、ダイバージェンスの発生が確認できる。
さらに、4時間足のMACDでもダイバージェンスが確認できるため、短期的な反落の可能性に注意が必要である。
デイトレード戦略として、押し目買いの方針。エントリー価格は144.85円とし、ストップを144.25円に設定。ダイバージェンスを確認しつつも、トレンドの強さを信じてポジションを取りたい。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
145.90円・・去年の為替介入水準
144.92円・・ピボットポイント
市場センチメント
USDJPY 売り:72% 買い:28%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
特になし | – |
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得