ユーロドルは下落、ユーロ圏の経済見通しが発表予定【2023年8月23日】
2023年8月23日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米主要株価指数が下落、イベントを控えて様子見ムードが拡がる
- AI株ブームのけん引役となったエヌビディアの決算に注目
- 中国による経済刺激策が発表されれば為替市場に大きな変化が発生する可能性
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルの日足チャートを分析すると、ドル買いが強まり、結果としてユーロが安値を更新している。本日、ユーロ圏の経済見通しの発表が予定されており、その結果によっては相場の動きが大きくなる可能性がある。
テクニカル面では、72移動平均線での反発が確認されたものの、当日の高値を付けた後、売り圧力が増し、節目の価格を割り込んでいる。この動きを受け、240移動平均線までの下落が視野に入ってきている。
デイトレード戦略(1時間足)
ユーロドルの1時間足チャートを分析すると、昨日の急落でボリンジャーバンドの-3σまで下落した後、利益確定の動きにより反発が見られた。1.085ドルが重要な節目として機能しており、この価格を中心にリターンムーブの動きが発生する可能性がある。
短期的な動向を示す10移動平均線までの戻りが期待される中、戻り売りの戦略がよいだろう。エントリー価格を1.086ドル(10移動平均線)に設定し、決済のターゲットを1.0815ドル(-2σ)とする。一方、ストップロスは1.088ドル(ボリンジャーバンドの中央線)に設定したい。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
1.085ドル・・主要な節目の価格
市場センチメント
EURUSD 売り:20% 買い:80%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
NZ小売売上高 | 7:45 |
日製造業購買担当者景気指数 | 9:30 |
EU圏経済見通し | 19:00 |
米建築許可件数 | 21:00 |
カナダ小売売上高 | 21:30 |
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。