ドル円は上昇、米ジャクソンホール会合のパウエル議長の講演に注目【2023年8月25日】
2023年8月25日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 為替市場全体でドル買い優勢、パウエル議長の講演に市場は注目
- ユーロドルに連動してポンドドルは下落、欧州経済減速
- 米金融当局者が追加利上げを否定せず、米株価指数は大幅安
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析すると、現在、米ジャクソンホール会合でのFRB議長の講演を市場が待ち構えている状況が見受けられる。NY時間にはこの講演を受けてボラティリティが大きくなると予想されており、その前までの時間帯ではドル買いが先行する可能性が高い。
現在の価格は146円を既に突破しており、中長期的には150円を目指しての上昇が期待される。しかしながら、パウエル議長が講演で利下げの時期に明確に言及するような場合、ドル売りの動きが強まる可能性も考えられる。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足チャートを分析すると、ボリンジャーバンドの+1σ線と一目均衡表の転換線が明確な支持線として機能していることが確認できる。これらの指標は強い上昇トレンドの発生を示唆しており、現在の市場環境下で円高になる要因が特に見当たらないため、ドル円の上昇は今後も続くと予想される。
しかしながら、146.80円付近では利益確定の売りが出ると考えられる。本日のデイトレード方針は、積極的な押し目買い。エントリーは145円後半~146円前半を目安に、決済は146.25円と146.80円で、ストップは145.50円とする。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
146.56円・・主要な抵抗線
145.50円・・ピボットポイント
市場センチメント
USDJPY 売り:68% 買い:32%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
ドイツ国内総生産 | 15:00 |
米ジャクソンホールシンポジウム2日目 | 21:00 |
FRBパウエル議長発言 | 23:00頃 |
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得