ユーロドルは反発、再び安値を更新できるかに注目【2023年9月5日】

2023年9月5日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • 米株式市場が休場だったため、為替市場は小幅値動き
  • 豪ドルの政策金利が発表予定、金利は据え置き予想

ユーロドルテクニカル分析

ユーロドル相場の日足チャートを分析する。安値を更新できずに反発している動きが見受けられる。この動きには、NY市場が休みだったことが影響していると考えられる。本日はNY勢が市場に戻るため、ドル取引が活発になると予想される。

ドルインデックスチャートを参照すると、抵抗線にタッチしており、これがドル安の動きを引き起こす要因となりかもしれない。この状況を踏まえ、ユーロドルは一目均衡表の転換線付近までの回復も視野に入れるべきだろう。

【EURUSD/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

ユーロドル相場の1時間足チャートを分析する。24移動平均線、すなわち過去1日の移動平均線を上回って推移している。上値には雲が控えているが、基準線・転換線をローソク足が上回り、遅行線もローソク足を上抜けしている。短期的には上方向に進む可能性が高まっている。

市場センチメントでは買いポジションが70%を超えており、NY勢が市場に戻ることを考慮すると、本日はボラティリティが回復すると予想される。そのため、ストップロスを巻き込んだ急落に注意が必要である。

方針としては、深い戻り売りを考える。エントリーは1.085ドル、ストップは1.0875ドル、決済は1.083ドルを目指す。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。

1.0850ドル・・主要な抵抗線

1.0765ドル・・直近安値

【EURUSD/1時間足】

市場センチメント

EURUSD 売り:29% 買い:71%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
日経サービス業PMI9:30
豪小売売上高10:30
豪政策金利発表・声明13:30

※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。

執筆者

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。