ユーロドルは反発、EU圏消費者物価指数が予想を下回る【2023年9月20日】

2023年9月20日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • ユーロ圏消費者物価指数は予想を下回る、ユーロ買いで反応
  • 米FOMCが明日未明に発表予定、ドルの動きに大きく影響する可能性が高い
  • 今後の米金利見通しに注目、利上げの可能性が高まればユーロドルは売りか

ユーロドルテクニカル分析

ユーロドル相場の4時間足チャートを分析する。RSIは50の水準で反落している。24移動平均線は現在の価格を上回っており、これが支持線として機能している。しかし、24移動平均線を下回る動きが見られれば、下落基調の継続が確認されるだろう。

経済指標として、ユーロ圏のCPIが市場予想を下回ったことで、インフレの減速が明確になってきている。一方で、米の政策金利の今後の見通しによっては、ユーロドル相場の方向性が大きく変わる可能性がある。短期的な動きを捉えるためには、24移動平均線の動きと米の金利見通しを注視することが重要となる。

【EURUSD/4時間足】

デイトレード戦略(1時間足)

ユーロドル相場の1時間足チャートを分析する。RSIは50付近でのもみ合いを継続。市場はFOMCの結果と米の金利見通しを待機中。24移動平均線を下回る展開で、一目均衡表の雲を下抜ければ、1.0635ドルまでの下落が視野に入る。

フィボナッチエクスパンションの61.8%が1.0635ドル、100%は1.0585ドルが該当。1.0627ドルには強い支持帯が存在するため、1.062ドルを割るかが注目ポイントとなる。

エントリー方針としては、短期的な売りを推奨。エントリーポイントは1.0665ドル、ストップは1.069ドル、決済目標は1.0640ドル。さらに、1.0620ドルを確実に下回れば、1.0585ドルを次の目標とする。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。

1.0635ドル・・フィボナッチレベル

【EURUSD/1時間足】

市場センチメント

EURUSD 売り:24% 買い:76%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
英消費者物価指数15:00
ECB要人発言16:00~
米FOMC政策金利発表&声明翌3:00

※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。

執筆者

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。