日銀は金融政策維持決定、円安基調が当分は継続【2023年9月25日】
2023年9月25日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 日銀は金融政策維持を決定、円安ドル高基調を後押し
- 植田総裁は年内の修正観測も否定、円買い勢の期待を裏切る
- ロシアが一部輸出を禁止と発表、原油高につながる
ドル円テクニカル分析
ドル円相場の日足チャートを分析する。植田日銀総裁のコメントにより、相場は148円半ばまで上昇している。一目均衡表の基準線が支持線として機能しており、24短期移動平均線は上向き、240移動平均線もやや上向きになっている。これらは上昇トレンドが続いていることを示している。
しかし、MACDのヒストグラムは減少中であり、RSIも61付近で高値更新ができていない。これらの指標から見ると、上昇の勢いは弱まっている可能性がある。今後のポイントとしては、148円台をしっかりと上抜けられるかどうかが焦点となる。上抜ければ、新たな上昇トレンドが確立する可能性が高まるが、失敗すれば調整局面に入る可能性もある。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円相場の日足チャートを分析する。240移動平均線での反応が確認でき、24移動平均線も上向きになっている。これは短期的な上昇トレンドを示しているが、148.48円がレンジ上限となっており、ここを上方向にブレイクするかが焦点となる。特に148.75円付近は大きな抵抗線であり、反落の可能性が非常に高い。
デイトレード方針としては、148.75円~148.80円に到達し、反落したことを確認してから買いエントリーを考える。エントリーは相場状況によって変更するが、目安としては147.85円付近。ストップは147.45円、決済は149.09円を予定している。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
148.75円・・月足単位の抵抗線
148.48円・・直近の高値
市場センチメント
USDJPY 売り:71% 買い:29%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
特になし | – |
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得