ユーロドルは下落が続く、1.0500ドルの節目価格に接近【2023年9月28日】
2023年9月28日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- ユーロドルは大幅下落、週間ベースでは11週続落
- EU圏の経済減速と利上げ終了により、米ドルに資金が流れやすい環境
- 1.05ドルを割るまではやや時間が掛かる可能性
ユーロドルテクニカル分析
日足のユーロドルチャートを分析すると、ボリンジャーバンドの-2σ~-3σで推移していることが確認できる。下落基調が続いているものの、RSIは30付近で推移しており、反発の可能性が十分考えられる水準だ。
また、価格が1.05ドルのラウンドナンバーに接近しており、買い指値注文も多くなっていると想定できる。市場センチメントを見ると、買いが91%に達しており、急な価格変動には注意が必要だ。一目均衡表の転換線付近までは戻る可能性もある。
背景にはECBによる利上げ終了という見方があり、米ドルに資金が流れやすくなっている。
デイトレード戦略(1時間足)
1時間足チャートを分析すると、1.05ドルを割ったタイミングで買い注文が入り、反発していることが確認できる。RSIも26から35に上昇しており、24移動平均線までは戻るかもしれない。1.0535ドル付近までの回復が予想される。
ファンダメンタル的には、再利上げの可能性がある米ドルが買われやすい相場環境は変わらないため、再び売りが強まると予想する。月末なので注意が必要ではあるものの、基本的には下目線で考えたい。RSIが50に達して再度下落基調になったタイミングに注目する。
デイトレード方針は戻り売り。エントリーは1.0535ドル付近。決済は1.0418ドル付近。ストップは1.0555ドルを想定する。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
1.05ドル・・重要な節目のラウンドナンバー
1.0418ドル・・月足単位の支持線
市場センチメント
EURUSD 売り:9% 買い:91%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
豪小売売上高 | 10:30 |
欧州中央銀行経済報告 | 17:00 |
ドイツ消費者物価指数 | 21:00 |
米国内総生産(GDP) | 21:30 |
※当記事内のトレードアドバイスは、ミルトンマーケッツからのものではなく、国際認定テクニカルアナリストShu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)からの提供となります。
執筆者
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得