ドル円は151円半ばに上昇、パウエルFRB議長はタカ派姿勢【2023年11月13日】

2023年11月13日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • パウエルFRB議長はタカ派コメント、ドル高となりドル円上昇
  • 原油価格は75ドルで反発、下落基調が一服
  • ゴールドは急落、米金利上昇を受けて1930ドル台で推移

ドル円テクニカル分析

ドル円相場の日足チャートを分析する。パウエル議長のタカ派的な発言と日銀の継続的な金融緩和政策の結果、金利差は拡大し、ドルは対円で高値を更新している。5日連続の上昇が観察され、2022年の最高値151.94円が視野に入っている。

週足チャートを見ると、レンジ相場からのブレイクアウトが確認され、上昇トレンドが継続している様子がうかがえる。上昇チャネルの上限とフィボナッチエクスパンションを用いて導き出された目標値は152.77円となる。引き続きドル高円安の流れに注目し、特に151.94円を超える動きには警戒が必要だ。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

ドル円相場の1時間足チャートを分析する。上昇トレンドがゆるやかに続いており、朝の取引で一時的に一目均衡表の転換線を下回って下落したが、基準線が支持線として機能し反転上昇している。

現在、151.60円を超えるかが焦点であり、この水準を超えれば151.94円の高値更新が可能性として出てくる。為替介入のリスクは常にあるものの、トレード戦略としては押し目買いが適切と考えられる。

具体的なエントリーは151.40円で、目標価格は151.65円、損切りは151.25円に設定する。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。

152.77円・・フィボナッチレベル

【ドル円/1時間足】

市場センチメント

USDJPY 売り:82% 買い:18%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
EU経済見通し19:00
OPEC月次報告21:00

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。