ユーロドルは2日続落、米インフレ期待が7ヶ月ぶりに上昇【2023年11月23日】
2023年11月23日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- オープンAIにアルトマン氏が復帰、取締役刷新で事態は収拾
- ドル円は149.75円まで回復、感謝祭を前に値動きの荒い展開が続く
- 日米株式市場は休場、薄商いによる為替相場の変動に注意
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドル相場の日足チャートを分析する。2日連続で下落しており、直近の高値は1.0965ドルだが、その際に形成されたローソク足は陰線で、「高値陰線」となっている。フィボナッチエクスパンションの161.8%で反落が見られ、1.0950ドルの抵抗が影響している。
RSIは61付近で推移し、GMMA分析では長期GMMAと短期GMMAの間隔が開いていることから、一定の調整があるものの、押し目を形成する可能性が見込まれる。今後の下値目安としては過去の安値である1.0835ドル付近が注目される。
デイトレード戦略(1時間足)
ユーロドル相場の1時間足チャートを分析する。現在、下落基調が続いており、米国債利回りの上昇がドル高の影響を与えている。GMMA分析では、戻り高値の形成が見られる。RSIは44と下落基調を維持している状況だ。
本日は感謝祭を控え、日米株式市場が休場するため、為替市場は薄商いとなり、ボラティリティが極端になる可能性がある。そのため、デイトレードの方針としては、短期売買に焦点を当てたスキャルピングをしたい。具体的なエントリーやストップロスの設定は行わず、市場の動きに合わせてトレードしたい。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
1.0965ドル・・日足の直近高値
市場センチメント
EURUSD 売り:74% 買い:26%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
米株式休場 | – |
日本株式休場 | – |
EU製造業購買担当者景気指数 | 18:00 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。