ドル円はもみ合い、米感謝祭で為替市場はボラティリティ減少【2023年11月24日】
2023年11月24日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米感謝祭のため為替市場は薄商い、ボラティリティは減少
- ドル円は149.50円付近でもみ合い、150円台に再び上昇するかは不透明
- ECB議事録に再度の追加利上げの準備をする可能性、ユーロドルは上昇
ドル円テクニカル分析
ドル円相場の日足チャートを分析する。ボリンジャーバンドの-3σ線にタッチした後、ショートカバーにより149.50円付近まで回復した。
現在、一目均衡表の基準線と転換線が位置する149.50円付近で動きが鈍化している。一目均衡表の雲で反発した可能性もあるが、感謝祭で米国が休場しているため、今後の動向は不透明だ。
一目均衡表によると、市場のバランスが崩れ、上昇相場が下落相場に変わる可能性も示されている。今後の注目点は、直近の安値147.15円を下回るか、149.50円を上回って150円へと上昇するかの動きである。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円相場の1時間足チャートを分析する。昨日は直近の高値149.75円に達することができず、149.69円が高値となった。現在の焦点は149.990円の高値で、この水準を上回ると上昇トレンドが発生する可能性がある。フィボナッチリトレースメントは50%付近で意識されており、現在はその水準でもみ合いが見られる。
もし本日上昇する場合、61.8%の150.08円で反落する可能性がある。反対に、148.88円を明確に下回ると、より大きな下押しの可能性が出てくる。現在の市場は休日ムードに入りボラティリティが減少しているため、難しい状況だが、やや下目線。
デイトレード方針は戻り売り、エントリーは150.08円、決済は149.50円、ストップは150.30円を設定する。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきレジスタンスラインは以下のとおり。
149.98円・・直近の節目となる高値
149.50円・・主要な価格帯
市場センチメント
USDJPY 売り:58% 買い:42%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
日本全国コアCPI | 8:30 |
ドイツ国内総生産(GDP) | 16:00 |
米サービス業購買部協会景気指数 | 23:45 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得