ドル円は続落、一目均衡表の雲を下抜け【2023年11月30日】
2023年11月30日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- ドル円の日足一目均衡表の雲を下抜け
- ドル円は147円前半で推移、9月以来の価格水準
- 為替市場では円が全面高
ドル円テクニカル分析
ドル円相場の日足チャートを分析する。現在、90日移動平均線を割り込んでおり、下落基調が強まっている。一目均衡表の雲を終値で下抜けしており、これはテクニカル的に重要なシグナルで、新規の売り圧力を引き起こす可能性が高い。
前回、雲の中で反発し150円台まで上昇した経緯があるものの、今回は雲下抜けしたため重要な意味を持つ。市場は米国の利下げを織り込み始め、ドル安がドル円の下落を促している。
今後の動向としては、売り圧力が強まりつつあるが、本日は月末の大きな動きも予想されるため、慎重になりたい。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円相場の1時間足チャートを分析する。現在、安値の更新が続き、典型的な下落トレンドが形成されている。240移動平均線が下落トレンドを示しており、この動きは強い下落トレンドの兆候と見なせる。
一目均衡表では転換線が基準線を上回っているが、総じて下落相場が続いているため、転換線が基準線を下抜けすると売り圧力がさらに増す可能性が高い。注目すべきは直近安値146.67円を割り込むかどうかであり、この水準を割り込むと下落トレンドが強化される。
デイトレード方針は売り。エントリーは147.35円、決済目標は146.78円、ストップロスは147.55円とする。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
147.90円・・昨日の高値
146.55円・・過去の節目価格
市場センチメント
USDJPY 売り:48% 買い:52%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
OPEC+会合オンライン開催 | – |
米原油在庫量 | 0:30 |
EU消費者物価指数 | 19:00 |
米コアPCE物価指数 | 22:30 |
カナダ国内総生産(GDP) | 22:30 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。