ドル円は2日続伸、本日の米消費者物価指数に注目【2023年12月12日】
2023年12月12日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- ドル円は2日続伸、日銀総裁発言の解釈について修正報道
- ドル円は146.50円付近まで上昇、その後145.70円まで反落
- 本日の米CPIや今週の米FOMCに注目
ドル円テクニカル分析
ドル円相場の日足チャートを分析する。2日連続の上昇が見られるが、米CPIや米FOMCを控えた慎重な市場姿勢が広がる可能性がある。高値151.90円と直近安値141.60円で結んだフィボナッチリトレースメントを描画すると、半値146.71円が直近の目標値になる。
240日移動平均線で反発し、一定の調整が見られるため、今後はレンジ相場になる可能性が高い。RSIは42で推移しており、146.70円付近で50に達した場合は反落する可能性も出てくる。今夜の米CPIに注目したい。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円相場の1時間足チャートを分析する。下落分をほぼ取り戻しており、上値の注目点は240移動平均線である。この線を上抜けするかが現時点での焦点となる。1時間足のRSIは52で、戻り高値を付けた後にやや下落傾向を示している。
市場は様子見姿勢が強いと考えられるため、RSIが50を割るタイミングで短期売りのチャンスが生じる可能性がある。また、直近高値146.58円を上回る動きがあれば、その点でストップロスを考える方針が妥当である。一目均衡表の基準線145.69円付近の動向にも注目が必要だ。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
146.58円・・1時間足の直近高値
145.69・・一目均衡表の基準線
市場センチメント
USDJPY 売り:59% 買い:41%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
英雇用統計 | 16:00 |
米コア消費者物価指数 | 22:30 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。