ユーロドルは小幅下落、上昇チャネル内を推移【2024年1月10日】
2024年1月10日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 東京都消費者物価指数は予想を下回り家計消費支出は予想より悪化
- 日本の実質賃金は20ヶ月連続で低下
- 米消費者物価指数の発表待ち、市場は様子見モードへ
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドル相場の日足チャートを分析する。一目均衡表の基準線が支持線として機能している。現在は上昇チャネル内で推移しており、チャネル下限ラインが重要な支持線となるか注目される。
下落基調が途中であるため、チャネル下限ラインまでの下落が予想される。さらに、チャネル下限ラインの下には一目均衡表の雲と240日移動平均線が控えており、これらが簡単に突破されることはないと見込まれる。
節目となる1.0865ドル付近での反発が期待されるため、それまでは下目線でトレードしたい。
デイトレード戦略(1時間足)
ユーロドル相場の1時間足チャートを分析する。現在、大きなレンジ相場を形成しており、1.0875ドル付近が直近安値となっている。RSIは40を支持線としており、240移動平均線より下で推移中。ドル高になったタイミングでRSIが40を割ると、1.0865ドル付近までの下落が考えられる。
デイトレードでは、逆張りの買いを検討し、エントリーポイントは1.0877ドル、決済ポイントは1.0920ドル、ストップロスは1.0840ドルを設定する。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
1.0876ドル・・直近安値
1.0865ドル・・週足単位の支持線
市場センチメント
EURUSD 売り:48% 買い:52%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
ECB高官発言 | 17:20 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。