ドル円は上昇、米FRB理事の発言でドル買い誘発【2024年1月17日】

2024年1月17日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • 米ウォラー理事は慎重な利下げを示唆、ドル高を誘発
  • ドル円は147円台に上昇、フィボナッチ61.8%に接近
  • 米経済指標はパンデミック以来の最低水準、米経済が徐々に悪化

ドル円テクニカル分析

ドル円相場の日足チャートを分析する。現在、147円台で推移し61.8%の抵抗線に接触。米FRB理事の利下げに関する慎重な発言がドル買いを誘発し、円安ドル高の傾向が顕著に。RSIは57を記録し、堅調な上昇基調を示している。

147.45円を上回ると、次の大きな目標として150円台も視野に入る可能性がある。さらに日銀の利上げ観測が後退しており、この動きがドル高に傾く要因となっている状況も見受けられる。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

ドル円相場の1時間足チャートを分析する。現在、強い上昇トレンドが形成され、日足フィボナッチリトレースメントの61.8%に到達。この水準での攻防が予想される。24移動平均線は以前意識されていたが、現在は乖離している状況。

市場センチメントは80%の売りポジションを示しており、ストップロスを引っ掛ける動きで上昇したようだが、まだ売り圧力が強い。RSIは75を記録し、何かのきっかけで反落する可能性が高まっている。

ファンダメンタルやテクニカル的にも買い目線でのトレードをしたい。デイトレード方針は押し目買いで、エントリーポイントは146.75円、決済目標は147.40円、ストップロスは146.35円とする。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

147.45円・・フィボナッチ61.8%

【ドル円/1時間足】

市場センチメント

USDJPY 売り:80% 買い:20%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
英消費者物価指数16:00
米コア小売売上高22:30

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。

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