ゴールドは下落、米経済が堅調で3月利下げ確率が50%割れ【2024年1月25日】

2024年1月25日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • カナダ中銀は金利据え置き決定、利上げ終了を示唆
  • 米経済が堅調に推移、3月FOMCの利下げ織り込み度は50%割れに
  • 米GDPや米個人消費支出価格指数などの経済指標に注目

ゴールドテクニカル分析

ゴールド相場の日足チャートを分析する。高値が切り下がり、安値切り上がりのトライアングル形成が進んでいる。米利下げ確率の低下に伴い、ゴールドは下落圧力を受けている。重要な支持線である2016ドルを割り、2006ドルと1998ドルが次の支持線と予想される。

90日移動平均線が2001ドル付近で意識されており、2000ドル未満では買い指値が控えていると見られる。市場センチメントでは買いと売りが50%で分かれ、均衡が崩れるとストップロスを引っ掛けて大きな変動が起こる可能性がある。

RSIが50に到達後、47まで下落している点も重要。

【ゴールド/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

ゴールド相場の1時間足チャートを分析する。ゴールドは90移動平均線(MA)に支えられて推移していたが、昨日90MAを下回った。その結果、ストップロスを引っ掛け、2016ドルを割り込み2013ドルまで下落した。

現在、ボリンジャーバンドの-2σ線で反発しているものの、最終的には2006ドルまで下落する可能性がある。下値には2006ドル、2001ドル、2000ドル、1998ドルという4つの重要な支持線が控えており、各支持線で一度は反発すると予想される。

デイトレード方針としては、逆張りで1998ドルでエントリーし、決済は2006ドル、ストップは1991ドルとしたい。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

2006ドル・・月足単位の支持線

1998ドル・・過去の支持線

【ゴールド/1時間足】

市場センチメント

XAUUSD 売り:50% 買い:50%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
ECB政策金利発表22:15
米GDP22:30
ECB総裁記者会見22:45
米新築住宅販売戸数深夜0時

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。

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