ユーロドルは下落、米利下げ確率が低下しドルインデックスが急騰【2024年2月6日】
目次
ファンダメンタル分析
- 米ISM非製造業雇用指数が好調な結果に、ドル円はもみ合いを抜けて高値更新
- 米FRB高官は利下げに慎重姿勢、利下げ時期が予想よりも後ろ倒し
- ドル円は148円台後半に、149円台になれば150円台も視野に
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルの日足チャートを分析する。現在、上昇トレンドラインにぶつかっており、やや反発していることから、意識されていることが確認できる。1.072ドル~1.075ドルは過去に大きく反発したポイントであり、今回も意識される可能性がある。
上昇トレンドラインと支持帯が重なっているため、すぐに下落とはなりにくいのではないかと予想する。また、ドルインデックスが昨日12週間ぶりの高値となっており、本日は調整が入る可能性がある。
1.0725ドルを抜けられるかどうかが注目ポイントだ。
デイトレード戦略(1時間足)
ユーロドルの1時間足チャートを分析する。ユーロドルは急落し、1.089ドルから1.074ドル付近まで下落した。日足上昇トレンドラインにぶつかり、やや調整の反発の動きが観測される。
ドルインデックスは上昇傾向であり、ドル高傾向は今後も続きそうだ。米経済指標が好調なことからドル買いが強まりそうである。ユーロドルも長期的には下落目線で、直近目標値は1.0625ドル付近と予想する。
デイトレード方針は戻り高値売り、売り指値を1.079ドルに設定し、決済を1.073ドル、ストップを1.0825ドルとしたい。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
1.0800ドル・・抵抗線
1.0740ドル・・上昇トレンドライン
市場センチメント
EURUSD 売り:13% 買い:87%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
豪政策金利 | 12:30 |
カナダ建築許可件数 | 22:30 |
FOMCメンバーコメント | 翌2:00 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。