ドル円は動きが鈍い、日銀副総裁の講演に市場は注目【2024年2月8日】
目次
ファンダメンタル分析
- ドル円は148円台で推移、動きが鈍い
- 日銀副総裁の講演に注目、マイナス金利解除の手がかりがつかめるか
- 米株価指数は上昇、S&P500は大台の5000ドルに接近
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は方向感の見極めが難しい動きが継続している。ドルインデックスチャートを見ると、一目均衡表の雲を上抜けしてドル高基調が強くなると予想したが、雲上限まで反落している。本日、ドル高基調が再び強くなるかによってドル円の動きも変わってきそうだ。
ドル円は148円付近で推移しており、動きが鈍くなっている。本日、日銀副総裁の講演があり、マイナス金利解除の手がかりが見つかるかもしれないということで、市場に注目されている。マイナス金利解除に関して、何らかのコメントがあれば、ボラティリティが大きくなりそうだ。マイナス金利解除が近いというコメントをすれば円高、さらにデータを見極めるという主旨の慎重姿勢を示すなら円安となる予想。
ドル円の下値は147.53円、上値は148.70円の価格帯にそれぞれ注目したい。
【ドル円/日足】
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足チャートを分析すると、240移動平均線が下支えしており、下落を止めている。ボラティリティが減少しており、次の材料を模索している最中だ。一目均衡表の雲を抜けて上からも下からも圧力を受け、動けなくなっている。
RSIは47となっており、やや下落基調が優勢か。240移動平均線を下抜けすれば、147円前半まで大きく下落する可能性もある。執筆時点では、ドルが弱くなっている。
全体的には上昇目線なので、押し目を買っていきたい。具体的には、147.25円で買いエントリー、決済は147.60円、ストップは146.95円とする。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
148.88円・・直近高値
147.65円・・240移動平均線
【ドル円/1時間足】
市場センチメント
USDJPY 売り:64% 買い:36%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
ECB経済報告 | 18:00 |
米失業保険申請件数 | 22:30 |
カナダ雇用統計 | 22:30 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得