ドル円は150円台を目指す、日銀副総裁は緩和的な金利上昇シナリオを示す【2024年2月9日】
目次
ファンダメンタル分析
- 日銀副総裁は緩和的な金利上昇シナリオを示し、予想よりハト派と受け取られる
- 一部の海外勢は連続的な金利上昇を予想、崩れたことで円安が加速
- ドル円は149円台に突入、150円台を目指すか
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は149円台で推移しており、勢いよく上昇している。日銀副総裁の講演がハト派として受けとられ、日米の金利差は当分開いたままという観測が拡がった。
直近高値だった148.80円を上抜け、ダウ理論による上昇トレンドが発生したことになる。方向感としては上目線だろう。
直近の日足の抵抗線は150.28円を予想する。RSIは58となっており、堅調な上昇基調を示す。
【ドル円/日足】
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足チャートを分析する。149.47円まで上昇して、利益確定売りで反落している。しかし、一目均衡表の転換線で支えられている。
フィボナッチエクスパンションを描画すると、61.8%が149.47に該当し、そこを上抜けすれば、150円台前半が視野に入る。
デイトレード方針は押し目買い、149.15円でエントリー、148.75でストップ、149.95円で決済としたい。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
150.62円・・1時間足のフィボナッチ100%
150.28円・・月足単位の抵抗線
149.47円・・1時間足のフィボナッチ61.8%
【ドル円/1時間足】
市場センチメント
USDJPY 売り:76% 買い:24%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
カナダ雇用統計 | 22:30 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。