ドル円は149円台半ば、150円にトライするか【2024年2月12日】
2024年2月12日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米株価指数は上昇、S&P500は最高値更新で5000台
- NZの追加利上げ観測が強まる、NZが買われる
- ドル円は149.50円が抵抗線、超えれば150円台が視野に
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は一時149.50円近くまで上昇したが、反落し、十字線が出現している。149.50円より上値は非常に重く、何らかの材料がないと、上回るのは難しいかもしれない。
今週は米CPIが公表予定であり、発表までは様子見姿勢が強まる可能性がある。上値も重く、下値も堅い状態なので、ボラティリティの変化には注意が必要。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足チャートを分析すると、61.8%に該当する149.50円が抵抗線として機能している。下値には一目均衡表の雲が控えており、雲の中に入ると、もみ合いになる可能性がある。一目均衡表の遅行線はローソク足を下回っており、基準線を転換線が下回っていることもシグナルの1つ。
RSIは51となっており、50で反発するかどうかを確かめたい。市場センチメントを分析すると、売りポジションが70%を超えているため、149.50円を明確に上回れば、ストップロスを引っ掛けて勢いよく上昇する可能性もある。
デイトレード方針は押し目買い。雲下限である148.55円で買い指値、149.50円で決済、148.20円でストップとする。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
149.50円・・直近抵抗線
市場センチメント
USDJPY 売り:72% 買い:28%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
EU経済見通し | 19:00 |
英中銀総裁コメント | 翌3:00 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。