ドル円は一服、本日の米PPIに注目【2024年2月16日】
2024年2月16日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米小売売上高は大幅減少、米株は上昇
- 日英はマイナス成長、日本は個人消費も落ち込む
- 米PPIが発表予定、米CPIが予想を上回り通常よりも注目度が高い
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は150円台から149.90円付近まで下落した。米小売売上高が減少したことでドル売りになり、買われすぎであったドル円は利益確定が進んだ。
目先の下値目安は一目均衡表の転換線である149.25円付近である。149.25円を下回ると148.30円付近が下値目標となる。100Pips単位で変動幅があるため、注意が必要。
本日は米PPIが発表される。米CPIが予想を上回り、市場は本当にインフレ抑制の傾向がないのかをPPIで確認しようとしている。そういう意味で本日のPPIは影響が大きく、発表後は大きく変動する可能性がある。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足チャートを確認する。昨日の米小売売上高発表後に急落し、149.50円付近まで一度下落している。149円半ばでの買い意欲はやや強い。テクニカル的に分析すると、一目均衡表の雲を下抜けしており、150円台に戻るには、やや強い材料が必要だ。
現在、フィボナッチリトレースメントの61.8%まで下落しており、RSIは44まで低下している。149.85円を明確に割れるかどうかが焦点となる。いずれにしても、本日のPPI次第で方向感が大きく変わりそうなので、警戒したい。
デイトレード方針は押し目買いとする。149.25円以下での買いエントリーを検討したい。240移動平均線にタッチすれば、押し目買いをしたい。決済は149.90円、ストップは148.85円とする。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
149.250円・・日足一目均衡表の転換線
市場センチメント
USDJPY 売り:65% 買い:35%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
FOMCメンバーコメント | 9:00 |
英小売売上高 | 16:00 |
米生産者物価指数 | 22:30 |
ミシガン大学消費者信頼感指数 | 深夜0時 |
FOMCメンバーコメント | 翌2:10 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得