ドル円は150円台半ば、日経平均株価が34年ぶりの史上最高値更新【2024年2月23日】
2024年2月23日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- ドル円は150.50円付近で推移、150.85円の高値を更新できるかに注目
- 日経平均株価が史上最高値更新、3万9000円台に
- 米株、欧株も高値を更新、AIブームへの期待感から株式市場に資金が流入
ドル円テクニカル分析
ドル円は150円半ばまで上昇。日経平均株価を含め、世界の株価が最高値を更新した。AI業界をけん引しているエヌビディアの決算が予想を大きく上回る業績を残し、株式市場にも資金が大量に流入している。また、日銀総裁は日本の物価状況をインフレ状態にあるという見解を示した。
ただし、ドル円は全体から見ると小幅な上昇にとどまっている。一目均衡表の転換線が支持線として機能しており、150円より下値は相当堅くなっているものの、151円台への壁は厚い。
週末ということもあり、利益確定売りもでてきてもおかしくない。押し目買いを狙い、高値つかみには十分注意したい。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足チャートを分析する。ドル円は150.60円付近の高値を付けた後、上昇が続かず、150.40円付近まで反落している。下値には一目均衡表の基準線が控えている。
RSIの数値に注目すると、53付近で推移しており、反転上昇があるかどうかに注目だ。本日は米国の目立った経済指標は予定されておらず、利益確定売りである程度下落する可能性もある。
深い押し目を狙いたい相場である。150.15円は日足一目均衡表の転換線が推移する価格帯だ。トレンドが発生しているときは転換線を割りにくく、転換線を割ったのであれば調整相場になる可能性がある。本日は150.15円付近での買いエントリー、149.85円でストップ、150.40円で決済という設定にしたい。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
150.40円・・レンジ上限付近
150.15円・・日足の一目均衡表の転換線
市場センチメント
USDJPY 売り:67% 買い:33%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
独GDP | 19:00 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得