ゴールドは上昇、ドルインデックスが週間で下落【2024年2月26日】

2024年2月26日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • ドルインデックスが下落、ゴールドは相対的に買われる
  • 米利下げにFRBは警戒、エヌビディア決算良好でAIブームが継続か
  • 週後半のFOMCメンバーのコメントに注目、利下げ時期を模索

ゴールドテクニカル分析

ゴールドの日足チャートを分析する。ゴールドは下降トレンドラインが抵抗線となっており、上値には一目均衡表の雲が推移している。米FRBの議事録では利下げに対する警戒感が浮き彫りとなり、注目されていたエヌビディアの決算も非常に良好な結果となった。そのため、利下げ時期は後倒しになるという予想が自然。

利下げ時期が遅れれば、ゴールドにとっては下落要因となるが、先週は米ドルインデックスが下落したことで、相対的にゴールドが買われやすくなった。現在のゴールドに強く上昇する要因があるかと問われれば、疑問が残る。

そのため、高値では戻り売りが狙われやすいのではないかと考える。

【ゴールド/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

ゴールドの1時間足チャートを分析する。2040ドル付近まで上昇したゴールドだったが、反落していることが確認できる。執筆時点では2030ドル付近で推移しており、RSIは緩やかに下降している。

RSIが50を割っていないので、下落基調とは判断できないものの、ファンダメンタルのみを考えると、下落する可能性が高いのではないかと思われる。現時点で、テクニカル的な条件がそろっていないため、安易なエントリーはさけたい相場。

デイトレード方針としては、長期目線では戻り売りを狙いたい。目標を2020ドル付近として、2035ドル付近で試し売りをしたい。直近高値2041ドルを上回れば、売り目線は一度見直す必要があるだろう。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

2045ドル・・主要な抵抗線

2005ドル・・主要な支持線

【ゴールド/1時間足】

市場センチメント

XAUUSD 売り:74% 買い:26%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
英中銀委員発言20:00
米建築許可件数22:00

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。

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