ドル円は下落、パウエルFRB議長は年内利下げ見通しを示す【2024年3月7日】
2024年3月7日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米スーパーチューズデーでトランプ氏指名確実、バイデン大統領と再対決
- ドル円は149円前半に下落、パウエル議長は年内利下げを予想
- ゴールドは最高値更新、米利下げ見通しでドル安
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円はサポートとして機能していた一目均衡表の転換線を割り込み、基準線まで到達している。少なくとも強い上昇基調は一服していると判断できるだろう。また、現在、基準線すらも割り込んでおり、149円前半で推移している。
背景には、米FRB議長が年内の利下げ見通しを示したことで、ドル円はトレンド転換しているのかもしれない。ただし、RSIは51であるため、拙速な売りエントリーは避けたいところ。少し様子見をしても遅くはない。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足チャートを分析する。ドル円は堅調に下落トレンドが発生しており
149円前半から148円台に突入している。RSIは33となっており、安定的な下落基調を示している。
安易な売りエントリーは禁物だが、米利下げ見通しと、日銀マイナス金利解除からの利上げに言及となれば、一定の円高圧力がかかることになる。戻り高値を引き付けて売ってみたい。
短期で149.25円売り、148.80円で決済、148.50円でストップという想定をしたい。どこまで円が買い戻されるかに注目する。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
148.80円・・主要な支持線
市場センチメント
USDJPY 売り:56% 買い:44%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
日銀理事コメント | 10:30 |
ECB政策金利発表 | 22:15 |
米失業保険申請件数 | 22:30 |
ECB記者会見 | 22:45 |
パウエルFRB議長コメント | 深夜0時 |
ラガルドECB総裁コメント | 深夜0時 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
金融機関向けテクニカル分析レポート執筆者。自身も毎日FX・CFDトレードを実践しており、現役トレーダーによる実際の取引に役立つ情報を提供。事前に知っておきたい相場の流れ、注目の通貨ペア、意識されやすい価格帯、ファンダメンタルを詳細かつ簡潔に解説。