中国が報復関税を発表、日米株価指数は暴落【2025年4月7日】
2025年4月7日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 中国が報復関税を発表、貿易戦争が本格的に
- 日米株価指数が暴落を続ける、「落ちるナイフ」に厳重警戒
ゴールドテクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。ゴールドは3167ドルの最高値から急落している。リスク回避資産として機能していたが、世界的な貿易戦争が始まることが懸念され、キャッシュに戻す動きが強まっている。
ゴールドは52日移動平均線や上昇トレンドラインに接近。2つの強力な支持帯で反発できるかが焦点となる。すでに基準線を割っているため、短期的な調整相場となっている。関税政策については予測不可能であるため、落ちるナイフをつかまないように厳重に警戒が必要だ。

デイトレード戦略(1時間足)
1時間足チャートを分析する。下落基調になっており、転換線が上値を抑える動きをしている。2945ドルが当面の下落目標となる。ただし、現在、株式相場を含め世界中の株式のボラティリティが高まっており、通常の分析は不可能。
そのため、相場が落ち着くまでの間は静観したい。2945ドル付近になれば、多少は反発すると考える。

サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
2950ドル・・過去の意識された高値
市場センチメント
XAUUSD 売り:36% 買い:64%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
カナダ銀行企業景況感調査 | 23:30 |

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。