ユーロドルは上昇基調が継続、中国は貿易交渉を否定【2025年4月25日】
2025年4月25日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 中国は米中貿易交渉の存在を否定、米ドル安に傾く
- ドル円は円安、日米通商交渉で通貨目標は求められず
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルは高値で大きな陰線を形成し、反落したが、再度小幅上昇している。26日移動平均線が上向きになっており、上昇基調は継続する見通し。
ユーロドルはラウンドナンバーが意識される傾向があり、1.10ドル、1.12ドル、1.13ドルが重要な支持線となりやすい。
米中貿易交渉を中国が否定し、期待感が後退し、ドル売りとなった。MACDを見ると、シグナル線をヒストグラムが下回り、調整の動きの可能性がでている。

デイトレード戦略(1時間足)
1時間足のユーロドルを分析すると、26移動平均線をローソク足が下回っている。上値が重く、1.14ドル台には到達できなかった。MACDヒストグラムが0を下回れば、売りシグナルと一般的にはみなされる。調整の動きとして、1.12ドル付近までは下落する可能性がある。
デイトレード方針としては、短期的には売り。MACDが0を下回った段階で売りエントリーし、1.12ドル付近で買い戻す展開を想定する。1.14ドルを上回ればストップとする。

サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
1.1573ドル・・直近高値
市場センチメント
EURUSD 売り:66% 買い:34%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
英小売売上高 | 15:00 |
米ミシガン大学消費者信頼感指数 | 23:00 |

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。