ドル円市場は介入警戒感、G7は「過度な為替変動をけん制する」とコメント【2024年4月19日】
ファンダメンタル分析
ドル円は介入警戒感が拡がる、153円台に一時的に下落
G7は過度な為替変動をけん制すると共同声明を発表
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ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円はG7の共同声明を受けて一時的に153円台にげらくしたものの、押し目買いが入り、154.45円付近で推移している。直近高値は154.78円となっている。ADXを分析すると、トレンドの強さを示す数値が41となっており、非常に強い。
G7は共同声明には「過度な為替変動は悪影響」という文章が入り、日本政府による為替介入を実質容認しているのではないかという観測が広がった。どこで介入が入るか分からないが、155円を超えて一気に急騰したら、急落というシナリオが考えられる。
市場センチメントを確認すると、80%が売りポジションを保有している。前回の為替介入の直前には150円を一気に上回って、ストップロスを巻き込んでから急落という展開だった。
今回の為替介入も、ゆっくりではなく、急騰して155円の節目を超えたら介入が入ると考えたい。どんなシナリオにしろ、警戒は必要だ。
【ドル円/日足】
デイトレード戦略(1時間足)
1時間足のドル円チャートを分析する。ドル円は24日移動平均線を上回り、154.45円付近で推移。一目均衡表の雲の中で推移しているため、やや不安定な動きとなっている。市場では為替介入への警戒感があるが、円安をけん制するファンダメンタルは不確実な介入警戒感のみであり、他のファンダメンタルは円安ドル高の要因となるものである。
RSIは50で反発している。これは上昇方向への重要なシグナルの1つ。
短期的には買い方針であり、154.78円を上抜けするかどうかに注目したい。また、為替介入がいつあるか分からないため、短期回転をいしきしたい。155円を上回れば、介入が発生する可能性があるため、利益決済は155円手前を考える。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
154.78円・・直近高値
【ドル円/1時間足】
市場センチメント
USDJPY 売り:80% 買い:20%
今週の特集通貨ペア(AUDJPY)
豪ドルは98.50円~100円のレンジ相場を形成している。昨日と同じように、米ドルが為替相場の主役となっているため、クロス円にとっては難しい相場だ。しばらくは100円付近になれば売り、98.50円付近になれば買いというようにレンジ戦略で臨みたい。
本日の重要経済指標
経済指標やイベント日本時間日本消費者物価指数8:30英小売売上高15:00
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。
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シュウ・フジヤス・ジュニア氏のインタビュー記事
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